 会長 福岡敏文
今年度RI 李東建 (Dong Kurn Lee)会長はRIテーマを
Make Dreams Real (夢をかたちに)
とされました。
強調事項を検討している時にある数字に遭遇したのがきっかけだったそうです。それは3万という数字です。毎日この21世紀にあって貴い5歳未満の子供の命が、避けられるはずの原因で命を落とす数でした。医療品やワクチンや蚊帳などの基本的な物資がない為に、肺炎やはしか、マラリアという治療可能な病気で死んでいくということです。1袋10セントで購入できる経口保水塩がないばかりに下痢性の疾患で死んでいくというのです。よってRI会長は、次のような強調事項を発表しました。
『強調事項』
1.水問題
2.保健衛生・飢餓
3.識字率向上(教育問題)
私達 岸和田ロータリークラブも今年55周年を、迎えるにあたり1つの節目と考えております。五木寛之さんの『林住期』という本に古代インドでは、人生を4つの時期に分けて考えたそうです。
25歳までは学生期
50歳までは家住期
50から75歳までは林住期
100歳までは遊行期
というそうです。
学生期は青春時代で心身を鍛え学習し体験を積む時期で、家住期は就職、結婚して社会人として子供を育て家庭を築く時期、『林住期』はリセットしてリ.ビルド再び希望と自信を取り戻す黄金期である、と言っています。まさしく、岸和田ロータリークラブも林住期にはいりのびのびと今まで以上に活動する時期に入ったのではないでしょうか。
現在の社会状況の中で、会員数の減少、クラブのマンネリ化など問題が取り上げられております。今後の岸和田ロータリークラブを考えた時に新入会員なしには、活性化した運営が困難になるのは明確だと思います。新入会員を勧誘する又入会された時に魅力あるクラブでなければ、入会してもすぐに退会、休会、出席しない状況になります。ですから楽しい魅力あるクラブづくりなくして、今後の活力ある岸和田ロータリークラブはないと考えております。
ポール ハリスは『世界は変化しています。ロータリーも変化しなければならない。』と言われています。社会に対応して変わるところは変わる。『守っていく伝統と改革していく伝統』が必要ではないのでしょうか?
今までの歴史の大切さを大事にして、新しく改革すべきところは全員の総意をもって前向きに改革していく事が、55年を迎えた岸和田ロータリークラブ活性化のテーマであると思います。不信時代といわれている昨今、信用、信頼が失われています。カール ミラーは『親睦と友情から社会奉仕に』と言われています。
会員1人1人が信用、信頼を大切に、もっとコミニュケーションをとれる、夢のある、楽しいいきいきした、笑いのあるクラブにしたいと思います。
ポール ハリスの言われている最も大切なのは『寛容の精神』その皆様の『寛容の精神』とすばらしい智慧をおかりし、理事 役員 委員長 会員皆様の『魅力ある会員』による『魅力ある岸和田ロータリークラブ』を目指していきたいと思います。
よって 本年度のテーマを
『魅力あるロータリーに』
Be Attractive
とさせて頂きました。
1. 魅力あるクラブ (魅力とは人を引き付けて夢中にさせること)
(魅力ある会員による職業奉仕とコミニュケーション)
2. 出席率向上
(出席率向上による会員増強)
3. 55周年事業活動実施
3項目の目標を掲げさせて頂きました。
入会17年になりますが入会して2、3年の頃にある先輩から、『福岡君ロータリーはな、銀色ではなく、いぶし銀になることや』と教えられました。
なかなか難しい事とは、思いますがいぶし銀を目標に、会員一丸となって『魅力あるロータリーに』なるように頑張っていきたいと思います。
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